露 盤
本来は屋根頂上部の雨仕舞い(防水)を目的として考え出された設備だが、
屋台に於いては、その機能よりも露盤を受ける台座としての意匠性を重視されるようになった。

露盤の彫刻(写真上段左)は各地区様々で所によっては金物で製作された露盤もある。
また屋台が新調された初年度には、露盤の骨格だけの物(写真上段右)を使用する場合もある。
これは、書斎の座卓や花台の脚と同様に、その姿が猫の足のように見えることから猫足と呼ばれている。
また露盤を受ける露盤台(品軒)は正方形に切り欠かれており、屋根内部が見えるようになっている。