「技・職人展 〜播州屋台装飾に見る平清盛〜」

【趣旨目的】今年(平成24年=2012)のNHK大河ドラマで注目を集
      める平清盛を中心に、父・平忠盛を描いた「祇園林夜
      雨」から源頼朝が行った大軍事演習「富士の巻狩り」
      まで、源平の盛衰27場面を年代順に、彫刻・刺繍・錺
      金具の名作50余点で辿る一大絵巻!

      又、屋台文化保存連絡会に寄贈されている実物屋台棟
      の鏡面を一面剥がし、初めて内部構造を展覧に供する。

【開催期間】平成24年6月30日〜7月1日=2日間
【開催場所】姫路文学館
【入場者数】 6,000名超

【実演展示】刺 繍:川村定弘師
      錺金具:竹内博之師
      彫 刻:
代目小河義保師・高場正良師・前田貴史師
          大木光師・棒谷雅敏師


【主  催】(社)姫路青年会議所
【後  援】姫路市・NHK 他
【企画制作】屋台文化保存連絡会

場面 場面紹介 部位 作者 出展地区 写真をクリックで拡大!
安藝の宮島 宮島は太古の昔より島そのものが神として信仰の対象として崇めら
れ、厳島神社の創建は推古天皇即位元年(593)と伝えられている。
清盛の時代には平家一門の信仰篤く、清盛の家人でもあった神主・
佐伯景弘は、朝廷に厳島神社造営を訴え、仁安3年(1168)に社殿を
大修築、現在の規模になった。厳島神社の海中を敷地とした構想は
祭神が海神である為、現世に竜宮城を再現しようとしたとも云われ
ている。

※平清盛:平忠盛の長男として生まれ平氏棟梁となる。保元の乱で
     後白河天皇の信頼を得て、平治の乱で勝利し武士として
     は初めて太政大臣に任ぜられる。娘の徳子を高倉天皇に
     入内させたが、のち平氏の権勢に反発した後白河法皇と
     対立し、治承3年(1179)の政変で法皇を幽閉し徳子の産
     んだ安徳天皇を擁し政治の実権を握る。しかし貴族・寺
     社・武士などから大きな反発を受け、源氏による平氏打
     倒の兵が挙がる中、熱病で没した。
露盤 前田貴史 荒川神社
玉手