魚吹・丁/水引幕

作:三代目 常三郎
製:大正11年(1922)
寸:84.0×472.0
              [服部小平太]            [今川義元組み敷く毛利新助]               [織田信長]                [岡部元信]
[桶狭間の合戦]









所有:姫路市書写の里・美術工芸館
(平成11年 網干・魚吹八幡神社/丁より寄贈)

永禄3年(1560年)5月19日、
上洛の途上、桶狭間に着陣した今川義元は、
近隣の僧社人から届けられた酒肴で宴を開いていたところ、
織田信長軍に急襲され、上洛の夢叶わず最期を迎えた戦いが桶狭間の合戦である。

信長の家臣・服部小平太が一番駆けして「大将義元殿、小平太見参」と声を掛け、長身の槍を繰り出し脇腹を突き刺した。
しかし義元は深手に怯まず、太刀を抜いて小平太の槍柄を叩き切る。
そこへ毛利新助が、横合いより飛び込み義元を組み敷き、
東海一の弓取りと称された義元の夢が、桶狭間にて敢無く潰え去った高名な場面を描いた図。

丁地区では平成11年、幕の新調に伴い平成10年迄使用した本幕を、姫路市書写の里・美術工芸館に寄贈した。