播州飾磨彫刻師

初代 松本義廣

姫路市飾磨区宮一二の三

天保元年(1830)〜明治四十一年(1908)
 


初代松本義廣を祖とする松本一門は、明治初期より昭和33年迄の間に建立された播州地方の社寺及び新造屋台彫刻の大半を手掛ける。
更に一門は、地元飾磨を初め、近郷よりも多数の弟子を輩出し、この流れは現在も龍野の二代目小河義保師に受け継がれている。

初代松本義廣は15歳で上坂し、花岡龍造義信の下で18年間修行し、帰飾の際には、大阪の天王寺に小さな仏像を奉納したと聞く。
 

 
〔図:安宅
〔製:明治中期〕
〔材:ヒノキ〕
〔寸: 240× 830× 240〕
〔所有:網干・魚吹八幡神社/長松〕
〔祭礼日:10月21日・22日〕
 

 
〔図:祇園林夜雨
〔製:明治中期〕
〔材:ヒノキ〕
〔寸: 240× 820× 250〕
〔所有:網干・魚吹八幡神社/長松〕
〔祭礼日:10月21日・22日〕
 

 
〔図:玄徳躍馬跳檀渓
〔製:明治中期〕
〔材:ヒノキ〕
〔寸: 250× 830× 240〕
〔所有:網干・魚吹八幡神社/長松〕
〔祭礼日:10月21日・22日〕

 

 
〔図:韓信きん歙に大蛇退治を下知す
〔製:明治中期〕
〔材:ヒノキ〕
〔寸: 240× 820× 250〕
〔所有:網干・魚吹八幡神社/長松〕
〔祭礼日:10月21日・22日〕
 

      
ひとつもどる 最初のページ ひとつすすむ