作:三代目 常三郎
製:明治末期或は大正初期(推定)
寸:860×4540
[鬼小嶋強太郎]         [武田信玄]            [上杉謙信]            [原大隈守]
[川中島の合戦(赤地)]




所有:加西北条・住吉神社/市村

一般によく知られている川中島絵巻では、
上杉謙信が白布で顔を覆い、白馬に跨って太刀を振りかざし、
武田信玄は床机に座り、刀を抜く間もなく軍配で謙信の太刀を受けんとする様が描かれているが、
絹常の作品では、馬上で受けんとする姿が描かれている。

本作品は、幕上部の帯と呼ばれる部分に干支が刺繍されているのが特徴となっている。