所有:生野・山神宮/口銀谷(生野書院蔵=生野町指定文化財) 本作品は「若林山」の飾幕で、 銀山の鉱石を背中に乗せた阿吽の亀が刺繍されている。 由緒は、文化8年(1811年)、 それ迄優勢であった生林山だが、地下水の湧水が多く衰えを見せ始め、 山師・漆垣太郎兵衛も大変心痛していたが、 ある日、亀穴の割れ目から大きな亀が背中に銀石を乗せて這い出したので、 これは神様のお告げであろうと思い、ここを掘り進んだところ、 良質の鉱石が見つかり再度盛り返したと云う慶事に由来する。