作:三代目 常三郎
製:明治後期
寸:86.5×424.0
[御前五郎丸]                [源頼朝]                [仁田四郎]              [工藤祐経]
[富士の巻狩り]





所有:香寺・大歳神社/岩部

巻狩りとは、部下を引き連れた大名豪族達が、
何千何万と云う勢子に、樹海や草原から、猪・鹿・狸・兎など無数の野獣を追い出させ、
待ち構えた騎馬にて追い詰め、矢で射ると云う狩猟であるが、
これは大規模な軍事演習でもあり、鎌倉幕府の威勢を天下に誇示する為でもあった。

建久4年(1193年)5月、
源頼朝率いる諸国の武士団が、富士の裾野に集まり大規模な巻狩りを行なった。
その時、一頭の大猪が暴れ出て、
これを見た仁田四郎忠常が、猪に逆乗りし短刀で仕留め、頼朝より大いに称賛されたと云う図。