意匠:蜀江
製 :昭和20年代(1940〜1950年代)
地区:飾磨・浜の宮天満宮/須加 |
昭和20年代に製作され、平成11年迄使用され
ていた水引幕。
紺地に金糸で花柄を織り出した蜀江と呼ばれ
る模様を背景に、上下14列に連なる28頭の青龍
・白龍が繻子織の技法で織り上げられている。
現代の刺繍水引幕の様な派手さはないが、現
在では得難い逸品である。 |
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意匠:浦島[一枚鱗]
乙姫(龍) 菊水紋 浦島太郎(亀)
製 :江戸後期〜明治初期(1850〜70年代)[推定]
作 :初代絹常 小紫常蔵
地区:生野・山神宮/大亀山
所有:株式会社シルバー生野(生野銀山)
「匠の技−播州祭り屋台刺しゅう展」記念写真集
『意を縫い技を織る』収録
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山車の上には、銀石を背中に乗せた亀が飾ら
れるが、大きな亀が背中に銀石を乗せて這い出
した所を掘り進むと、良質の鉱石が見つかった
と云う伝承から亀を題材にした装飾が施され、
浦島の物語が山車の飾幕に用いられたと思われ
る。又、本幕は一枚鱗の技法が用いられ、絹常
創業当初からの高い技術水準が見て取れる。
【朝来市指定文化財】 |
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意匠:阿吽亀
吽亀 抱茗荷紋 阿亀乙姫(龍)
製 :明治13年(1880)
作 :二代目絹常 小紫武八
地区:生野・山神宮/口銀谷
所有:生野資料館(生野書院)
「匠の技−播州祭り屋台刺しゅう展」記念写真集
『意を縫い技を織る』収録
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銀山の鉱石を背中に乗せた阿吽の亀が刺繍さ
れている。この意匠の由来は、文化8年(1811)
それ迄優勢であった生林山が、地下湧水が多く
衰えを見せ始めていたところ、ある日亀穴の割
れ目から大きな亀が背中に銀石を乗せて這い出
したので、これは神様のお告げであろうと思い
ここを掘り進んだところ、良質の鉱石が見つか
り次第に盛んになった事と思われる。
【朝来市指定文化財】 |
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意匠:平清盛と安藝の宮島(一枚鱗)
佐伯景弘 宮島弁財天 龍 平清盛
製 :大正12年(1923)
作 :三代目絹常 小紫常三郎
地区:網干・魚吹八幡神社/西土井
所有:姫路市書写の里・美術工芸館
「匠の技−播州祭り屋台刺しゅう展」記念写真集
『意を縫い技を織る』収録 |
清盛の袴の部分が非常に細かく仕上げられ
ている。糸よりの技術を駆使する事により微
妙な色合いを表現し、袴の紫を徐々に淡く表
現したグラデーションは絶妙である。袴の模
様も金糸で多彩に表現されており、贅を尽く
した平清盛の容姿が遺憾なく発揮された逸品
で、三代目常三郎の最高傑作と言える。 |
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意匠:素佐之男命大蛇退治
製 :昭和6年(1931)
作 :三代目絹常 小紫常三郎
地区:加東・八坂神社/東古瀬 |
数ある三代目常三郎の作品の中でも、これ
だけの厚みを持った水引幕は珍しいと云うか
無いのではないか。流石は絹常の地元・東古
瀬とも言うべきか。
本展示会には出展されてないが伊津、上掲
の西土井、と並び三代目水引幕の最高傑作の
一つに数えられる。
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意匠:龍虎(総刺繍)
製 :昭和30年(1955)頃
作 :四代目絹常 小紫雅康
地区:灘・松原八幡神社/中村
「匠の技−播州祭り屋台刺しゅう展」記念写真集
『意を縫い技を織る』収録 |
龍虎の意匠は、水中の王者・龍と陸上の王
者・虎とが一対となる事により、強さと躍動
力を表すと共に、神獣として吉兆を願う心を
表している。
本作品は昭和53年(1978)迄使用されたもの
で、龍虎の牙や爪には象牙が用いられ、迫力
を一層引き立たせている。幕地全面が金糸で
刺繍され、龍の背景には雲、虎の背景には竹
をあしらい、現存する絹常作品では数少ない
総刺繍で製作された作品の一つである。 |
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意匠:一ノ谷合戦鵯越え
作 :川村雅美
地区:御津・富嶋神社/東釜屋
「匠の技−播州祭り屋台刺しゅう展」記念写真集
『意を縫い技を織る』収録
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ご存知、源平合戦の名場面・源義経の逆落
とし、一ノ谷合戦に到る鵯越えを描いた水引
幕。川村雅美師の傑作である。
師には平成11年開催「播州祭り屋台−匠の
技展」にて実演戴いたが、9年の時を経て今
度は、4月27日(日)にご子息の定弘師に当会
場にて実演を行って戴いた。これまさに技の
伝承である。 |
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