飾 磨 ・ 浜 の 宮 天 満 宮
大鳥居[寳暦10年(1760)建立]
楼門[大正13年(1924)建立]
神額[平成26年(2014)復元新調]
本 殿
 平成26年5月、神輿蔵から寛政12年(1800)年に製作された214年前の「神額」が発見された。発見された神額は、大正年間までは大鳥居に掲げられていた事が判っていたが、現在は外されており現存するかどうかも不明であった。
 縦1.35m×横1.35m(鏡面1.0m×0.64m)の総欅造りで、鏡面には「天満宮」の文字、額縁の上下は雲・左右は龍が彫られており、若干傷んではいるものの、背面は板で保護されていたので、後書の可能性も有るが墨書がほぼ鮮明に残っていた。
 読み取れた墨書は右下の通りで、製作年も特定出来、上部中央には「正二位高辻大納言菅原胤長公」とあり、寛政8年(1796)権大納言に補任された、当時の勘申者(朝廷の儀式に関して、先例・典故・吉凶・日時などを調べて上奏する人。公は寛政の年号を勘申した。)である菅原胤長に「天満宮」の揮毫を依頼したのではないか。また下部には一部判読出来ないが「大阪住彫工中川利兵衛」「八代○○○○」とあり、これより少し前の享保(1716)〜安永年間(1781)には、彫聖と言われた中川利兵衛尉藤原親家が居る事から、その職名八代目を受け継いだ名工の作ではないかと思われる。
 浜の宮天満宮では、自治会・宮総代会・祭典委員会等で組織する「台場差し保存会」の臨時会議を開き、復元新調・再奉納する事を決定し、製作を飾磨所縁の彫刻師・松本義廣一門である龍野の二代目小河義保師に依頼し、9月15日(祝・月)に奉納神事を執り行った。
 寛政12年(1800)製作「神額」
天神ページの左上写真[大正9年(1920)撮影]
に写っている、軒が付いているのがこの神額。
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播州飾磨彫刻師・松本義廣一門唯一の後継者、
龍野市の二代目小河義保師の手に依って、
忠実に復元新調された神額。

平成27年9月11日、絵馬堂に常設展示された旧神額
創建年次 不詳
由来 平安時代末期、菅原道真公が大宰府へ流される途次、現在の飾磨区宮付近にお立ち寄りになり社殿を建立。
江戸時代に入り、姫路藩の餝萬御倉建造時に現在の須加に遷された。
現在の御蔵前公園を御旅所とするのもその所以。
祭神 菅原道真公
指定文化財 姫路市指定重要無形民俗文化財 浜の宮天満宮秋季例祭屋台練り台場差し 平成13年08月23日指定
住所 〒672-8063 姫路市飾磨区須加40
電話 079(235)-0629
アクセス 山陽電車「飾磨駅」下車南西へ徒歩20分
姫路市営バス「飾磨港」行「須加北口」下車正面