寄 贈 ・ 寄 託 情 報
屋保連では、将来の「播州屋台会館」建設へ備え、現存する有形の祭・屋台文化保存に乗り出しました。(ゴシック:屋保連が支援した物件)
文 化 財 寄贈・寄託地区 寄 贈 ・ 寄 託 先 区 分 画像
寄贈 寄託
屋台本体及び関係装飾一式 灘   /松原 兵庫県立歴史博物館 昭和56年   
屋台本体及び関係装飾一式 魚吹  /宮田 姫路市書写の里・美術工芸館 平成06年   
水引幕 魚吹 /西土井 姫路市書写の里・美術工芸館 平成06年   
水引幕 魚吹   /丁 姫路市書写の里・美術工芸館 平成11年   
水引幕 御津春日/伊津 姫路市書写の里・美術工芸館 平成12年  
御津春日/伊津 姫路市書写の里・美術工芸館 平成12年  
御津大年/加家 姫路市書写の里・美術工芸館 平成12年   H25
解除
屋台蔵跳板 浜の宮  /宮 姫路市書写の里・美術工芸館 平成12年  
蒲団屋台雲板 魚吹  /平松 姫路市書写の里・美術工芸館 平成12年  
脇棒受 魚吹  /平松 姫路市書写の里・美術工芸館 平成12年  
檀尻本体及び関係装飾一式 魚吹  /垣内 兵庫県立歴史博物館 平成13年  
二股伊達綱 富嶋 /浜田南 姫路市書写の里・美術工芸館 平成13年  
屋台棟一式及び関係装飾一式 魚吹  /平松 屋台文化保存連絡会 平成16年   
恵美酒宮/東堀 屋台文化保存連絡会 平成17年  
魚吹  /宮内 屋台文化保存連絡会 平成17年  
伊達綱 御津大年/加家 屋台文化保存連絡会 平成18年   
屋台本体・獅子屋台本体 灘   /松原 姫路市(展示場所:JR姫路駅) 平成18年
令和05年
 
布団締め 明石/林中の町 屋台文化保存連絡会 平成20年  
昼提燈 明石/林中の町 屋台文化保存連絡会 平成20年  
水引幕 明石/林中の町 屋台文化保存連絡会 平成20年  
高欄掛 明石/林中の町 屋台文化保存連絡会 平成20年  
灘   /東山 屋台文化保存連絡会 平成21年   H26
入替
露盤【擬宝珠共】 英賀  /中浜 屋台文化保存連絡会 平成21年  
狭間 英賀  /中浜 屋台文化保存連絡会 平成21年  
露盤 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成21年  
狭間 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成21年  
正角 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成21年  
乗子頭巾 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成21年  
水引幕 浜の宮  /宮 屋台文化保存連絡会 平成21年  
乗子襦袢 浜の宮  /宮 屋台文化保存連絡会 平成21年  
宮入御旅用朱傘 浜の宮  /宮 屋台文化保存連絡会 平成21年  
伊達綱 湊  /南山河 屋台文化保存連絡会 平成22年  
井筒端金具 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
水切地金具 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
水切役物金具 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
総才端底面金具 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
高欄小擬宝珠 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
男柱地金具 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
御迎提燈 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
拍子木 湊    /礒 屋台文化保存連絡会 平成22年  
水引幕(三代前) 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成22年  
水引幕(先 代) 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成22年  
乗子襦袢(五代前) 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成22年  
乗子襦袢(四代前) 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成22年  
乗子襦袢【頭巾共】(三代前) 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成22年  
大塩  /北脇 屋台文化保存連絡会 平成23年  
栗山屋台新調記念誌 生矢 /栗山町 屋台文化保存連絡会 平成23年  
さいてん新報[総括号] 生矢 /栗山町 屋台文化保存連絡会 平成23年  
交渉委委員用法被 浜の宮  /宮 屋台文化保存連絡会 平成23年  
長松の屋台史 四代目屋台新調記念 魚吹  /長松 屋台文化保存連絡会 平成23年  
水引幕 香寺大歳/岩部 屋台文化保存連絡会 平成24年  
交渉委委員用法被 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成24年  
須加町屋台新調記録DVD 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成24年  
乗子襦袢【頭巾共】(先 代) 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成24年  
大江島屋台 平成の大改修 記念誌 魚吹 /大江島 屋台文化保存連絡会 平成24年    
魚吹八幡神社氏子
西土井の秋祭り見聞記
土居 清成 氏
(魚吹/西土井)
屋台文化保存連絡会 平成25年   
伊達綱 津田  /加茂 屋台文化保存連絡会 平成25年  
乗子襦袢【頭巾共】(先々代) 浜の宮 /須加 屋台文化保存連絡会 平成27年  
擬宝珠 荒川  /玉手 屋台文化保存連絡会 平成27年  
露盤 荒川  /玉手 屋台文化保存連絡会 平成27年  
小坂村史〜屋台制作記録 Blu-ray 菅原  /小坂 屋台文化保存連絡会 平成27年  
亀山屋台今昔物語 冊子 生矢  /亀山 屋台文化保存連絡会 平成27年  
紋(左三ツ巴) 魚吹  /長松 屋台文化保存連絡会 令和4年
六代目構屋台新調記録 DVD 津田  /構  屋台文化保存連絡会 令和6年  



 播州飾磨彫刻師 故堤義法師 下絵 特集
 平成17年6月、堤家から屋保連事務局に1本の電話が掛ってきた。「おじいさん(義法師)の遺品を整理していたら、道具などが出て来た。廃棄しようと思うのだが、もし良ければ一度見に来ませんか?」よくぞ電話を掛けて下さった。この1本の電話がなければ、貴重な地域固有文化財が灰になるところであった。見せて戴いた遺品の中には、堤師が使っていた鏨等の道具類やそれを納める道具箱、彫刻の構図の参考にしたと思われる書籍類の他、何と言っても圧巻は数百枚にも及ぶ彫刻の下絵!(屋台・檀尻彫刻の他、神社仏閣彫刻のものも多数)があった。まさに播州祭・屋台文化の宝庫である。

 屋保連では早速、堤家から預かり調査・研究に掛り、屋台・檀尻彫刻に関するものから専門家に裏打ちを依頼し、この程ようやく屋保連会員地区所縁のものの作業が終わったので公開する事とした。

 又、この保存活動の過程で、網干・魚吹八幡神社/先々代長松屋台の総才端鏡彫刻の下絵を長松地区に紹介したのが契機となり、平成19年大木光師の手によって復活した。真に活動冥利に尽きる感がある。

 尚、現在も残作品に関して良質保存を鋭意継続中であり、『播州屋台会館(仮称)』の建設が成った暁には、当会から全品寄贈する予定である。
 平成22年9月10日に故堤義法師関連の下絵61葉をアップしましたが、「心無い業者がコピーし構図等が海外へ流出する恐れが多分に有る。播州の宝を守る為にも配慮をお願いしたい。」との声が各方面から当会に寄せられました。
 事務局で検討の結果、情報公開も大事だが彫刻を生業とされている方が現在も居られる事は、播州固有の祭・屋台文化を保存・継承して行くと云う観点から決して無視出来ない。本HPから播州固有の文化が海外流出する事は絶対に避けなければならないとの結論に到りました。
 最終的には播州固有文化の保存・継承と情報発信とを両立させる為、構図全体を掲載する事は避け、人物等一部分をアップし掲載する事でビジュアル効果を担保する事に致しました。勿論賛否両論あると思いますが、何卒趣旨を御理解賜ります様お願い申し上げます。
 末筆になりましたが、下絵写真のアップによりご迷惑をお掛けした方々に深くお詫び申し上げますと共に、再アップに関して種々アドバイスを戴いた皆様に改めて感謝申し上げます。

                                             屋台文化保存連絡会事務局
屋保連会員地区(順不同) 会員地区以外 (順不同)
魚吹八幡神社  /津市場 狭間×2・付木×1・咥×1 狭間×1
中島天満宮   /中島 狭間×1 安田 人物×1
魚吹八幡神社  /熊見 咥×1 上山 狭間×2
大塩天満宮   /北脇 露盤×1 中井 狭間×1
魚吹八幡神社  /余子濱 露盤×1 不詳 子供屋台狭間×1
魚吹八幡神社  /長松 総才端鏡面×4 中江 狭間×1
生矢神社    /栗山 狭間×1 伊保崎 狭間×1
恵美酒宮天満神社/玉地 狭間×1 芝原 狭間×1
浜の宮天満宮  /須加 脇棒受×1・狭間×3 南山田 狭間×1
浜の宮天満宮  /宮 狭間×2 鍛冶 狭間×1
魚吹八幡神社  /西土井 咥×1・狭間×2 東大貫 狭間×4
津田天満神社  /構 狭間×4 山田 露盤×4(1)
魚吹八幡神社  /大江島 狭間×4・露盤×1・咥×1 高朝田 狭間×3
魚吹八幡神社  /宮田 狭間×1 赤穂町 狭間×1
魚吹八幡神社  /坂上 狭間×4 西川辺 狭間×4